急な事態でも慌てないために!?初心者にも分かりやすく葬儀の豆知識をご紹介

葬儀のマナーにはいろいろなことがありますが、参列する側のマナーもあれば喪主として覚えておくべき知識もあります。
ここでは喪主側の葬儀に対する豆知識を初心者向けにご紹介していますが、最近はネットを利用することでお葬式のイロハを学ぶことができる情報サイトも多数登場しているため、時間があるときなど知識を蓄える意味でも参考にしておくと良いです。
知識があれば急な事態になったとしても慌てずに済みますし、葬儀社を決めるときにもチェックポイントが分かれば役立ちます。

そもそも葬儀とは?お葬式との違いは?

故人との最後のお別れとして葬儀を執り行う事になりますが、お葬式と聞く事もあり意味は同じなのかと混乱してしまう人も多いです。
あくまでも葬儀自体は故人の最後のお別れをするだけでなく、宗教的な儀式などを含めた意味であり通夜の跡に行われる式になります。
お葬式の場合は通夜や告別式の他に火葬や納骨なども含めて、全体的な流れなどを意味する言葉となります。
そのため葬式の中に含まれている儀式の1つに葬儀が含まれていると考えると、わかりやすく混乱せずに済みます。
ただし二つの言葉とも故人の最後のお別れをする儀式という内容も含まれているので、弔いを行うという意味では同じく利用される事が多い言葉です。
明確に分けて使用する事も重要ですが、地域性や習慣などによっても言葉の意味や使い方は変わる事が多くあります。
自分の生活する環境の中でどのような習慣や地域性があるのか、その点もしっかり理解した上で使用する事がポイントの1つです。

葬儀・お通夜・告別式の違いを分かりやすく解説

葬儀・お通夜・告別式の中で違いが明確なのはお通夜といえます。
故人とのお別れの儀式に当たる葬儀・告別式に対してお通夜は故人とのお別れを惜しむ時間と区別する事ができます。
思い出に浸ったり、集まった方と語り合う事もある大切な最後の時間。
元々は夜通し行われていたのでお通夜と言われていたとの事。
現在では参列者は帰宅するのが一般的となっています。
葬儀・告別式に対しては実は段々と明確な違いが無くなってきているとも言えます。
強いていうならば遺族や友人など故人と近しい方達がお別れの儀式をするのが葬儀であり、それ以外の一般の方がお別れの儀式をするのが告別式という事ができます。
最近では兼ねたり続けて行ったりする事が多いです。
誰もがいつかは必ず迎える最期ですが、人に聞きづらいのがこういった話題ではないでしょうか。
しかしマナーや考え方も参列するタイミングで変わってくる為に、余裕がある今こそ最期に対する事柄を改めて知っておくといざという時に必ず役に立つでしょう。

お通夜とは葬儀の前段階になる行事!その流れとは?

葬儀の前段階のお通夜は、亡くなった故人の方と最後の夜を過ごす儀式のことです。
通夜は、元々は故人が生前過ごしたエリアで過ごす最後の時間になり、過去には生前同様に食事などもなくなった人物に対し用意をしていました。
しかし、時代の流れとともに通夜は、短時間で終える儀式へと様変わりし、丸一日を消費することなく、次の葬儀に入れるようにと変化していきました。
よって、現在のお通夜は、半通夜と呼ばれている手法が主流で2時間ばかり亡くなった故人と過ごし、通夜振る舞いという形で通夜に参加した人物に食事を提供します。
なお、通夜は親族のみで行う、仮通夜という儀式と2日目から家族以外の親族や親しい人物が参加する本通夜という儀式に分かれていて、いずれも食事を提供します。
が、近年では、親族のみで行う仮通夜のみで第3者の方も参加する2日目以降の本通夜については行わない地域も増えています。
これは、家族葬という考えが生まれ、家族だけで葬儀を執り行うという考えが広がったが故、2日目以降に行う本通夜を行わなくなったのです。

一般的な葬儀および告別式の流れは?

一般的な葬儀および告別式の流れは、以下のようになります。
まず故人が亡くなったことを知らせるために、親族や友人が周知します。
その後、遺族は葬儀の日時と場所を決定し、告別式の準備を始めます。
当日、遺族や参列者は故人の遺影や遺体の前に集まり、冥福を祈ります。
司式者による開式の挨拶とともに、故人の生涯や功績を振り返るお別れの言葉が述べられることがあります。
その後弔問客が献花や手向けをし、故人との別れを惜しむ時間を設けます。
これは遺族と参列者が最後の別れをする機会となります。
告別式の後は葬儀参列者と遺族が集まり、慰霊のための法要が行われることが一般的です。
宗教や信仰によって異なりますが故人の冥福を祈り、供物を捧げる儀式が行われます。
その後、告別式が終わると、遺族と参列者が故人の供養を行うために墓地や納骨堂に向かうことがあります。
墓地で遺体を埋葬したり遺骨を納めることで、故人の冥福を祈るとともに、心の整理を行います。
葬儀や告別式の後、悲しみを抱える遺族や参列者に対して、励ましの言葉や支援を送ることが大切です。
故人の思い出を共有し、共に悲しみを分かち合うことで、互いに支え合いながら新たな一歩を踏み出すことができます。